知らないと損する「ホームページをリニューアルする前にやるべき事」

WEBサイト(ホームページ)を持っているが、なかなか成果が上がらないので、改善したい、古くなったので、新しくしたい!スマートフォン対応になってないので、対応させたい…など

リニューアルの理由は多々ありますが、どんな事に困っていて、リニューアル後にWEBサイトを活用して、どんな事がしたい!など、明確な目標を持ってリニューアルの準備をすると、しっかりと結果の出るWEBサイトに生まれ変わります。

本コラムを読むことで以下が習得できます。

  • ホームページ制作で必要なWEBマーケティングの手法が分かるようになります。
  • リニューアル前に把握する事、チェック事項が明確になります。
  • ホームページリニューアル後に失敗したり後悔することが避けられます。

これからホームページをリニューアルを検討されている方はぜひご確認ください。

「WEBサイトは制作してからが本当のスタート」と良く言いますが、最初に目標をしっかり設定して、目標に日々近づけてPDCAを上手に回して行くことが大切です。

せっかくお金と時間をかけたのに理想と違う…デザインは素敵になったが、売上と直結しない…など、もったいないWEBサイトにならないようにしたいですね。

見栄えだけでなくマーケティングツールとして活用できるWEBサイトにして、売上UPに繋げて行きましょう!

現在、困っている事をリストUP

例:更新を制作会社に依頼しないとできない、操作が難しい、スマホ対応できてない、導線が分かりにくい、検索で上位表示されない、e.t.c…

など、今困っている事や、こうなったら良いなというポイントを社内で話し合いをしながらリストUPしていきましょう。

できれば、困っている事だけ確認するのではなく、しっかりと「ではどうなったらいいか?」という改善案も聞くようにしましょう。ダメ出しをするのはとても簡単です、それに合わせて「ではどうしたら良いと思う?」という改善方法も一緒に確認することで、より深くリニューアルするべきポイントを見つける事ができます。

競合他社はどこ?実際の競合とWEB上の競合を把握する

WEB上の競合を探すには、あなたのサービスや商品をGoogleで検索して、上位表示さている会社を見つける事です。
できれば、地域、市町村、都道府県、全国と小さな範囲から大きなものまで検索してみましょう。

検索するときはブラウザのプライバシーモードなどで検索してみてください。
いつも使っているブラウザで見るとあなたの検索思考やよく見るWEBサイトの情報がブラウザに記憶されていますので、自社のWEBサイトやよく見るサイトが検索の上位に上がってきますので、プライバシーモードなど情報が記憶されてない状態で確認しましょう。

※プライバシーモードでも閲覧している地域によって検索順位が変わります。
平均的な順位など確認したい場合は、専用のサービスを使う、WEBマーケティングを得意としている会社、または弊社にお問合せください。

競合を見つけたら、Googleで「site:競合他社のURL」で検索してみましょう。競合他社の登録されているWEBサイトのページ数が表示されます。
ページ数の多さは評価の一つです。競合よりもGoogleに評価されるサイト制作、運用がSEOで上位検索される重要ポイントの1つになります。

競合他社はどんなコンテンツをUPしているのか、どんな構造になっているか?などざっと確認してみましょう。

自社の強みは?USPを再チェックする

自社の強みUSP

あなたの会社、商品、サービスの強みは何でしょう?なぜお客様は他社ではなく、あなたの商品やサービスを選んだのでしょうか?

USPとは:Unique Selling Propositionの略で「他には無い、売りの提案」「誰にも負けない強み」「独自の強み」

お客様があなたから買わなければならない決定的な理由!を探しましょう。

USPを明確にするには、お客様に「なぜ弊社のサービスを利用しましたか?」と直接ヒアリングしたりアンケート調査をする事をお勧めします。

お客様に選ばれた理由があなたの強みになります。
USPは必ず明確にしましょう!USPがない場合は、無理やり作ってください。
USPが明確になってない場合はインターネット上で商品やサービスを売るのが非常に難しくなります。
他社も扱っているような商品やサービスの場合は、あなたから買うべき理由がないと、お客様は価格や認知度で選びます。

有名なUSP事例

  • ドミノピザ:「熱々でジューシーな美味しいピザをお宅まで30分以内にお届けします。間に合わなければ、代金は頂きません。」
  • QBカット:「ヘアカット1000円 所要時間10分」
  • ダイソンの掃除機:「吸引力の変わらない、ただひとつの掃除機」
  • アップルipod:「ポケットに1,000曲のミュージックライブラリを」

現状を把握 アクセス解析の導入

アクセス解析GA4

アクセス解析(Googleアナリテックス等)の導入はお済みでしょうか?アクセス解析は現状を把握するために必須のツールとなります。
実際の店舗では人がお店にいるので「1日どのくらいのお客様が店舗に来て、何名がどの商品棚を見て、商品を手に取り、購入する」など、お客様の導線やどんな人が何を買った、またはなぜ購入まで至らなかったかが分かりますが、WEBサイトにはアクセス解析を導入しないと把握することがほとんどできません。
アクセス解析を導入することで、明確に改善すべきポイントが分かって来ます。

弊社の事例では、フルリニューアルを希望されたお客様のWEBサイトをアクセス解析で調べたところ、順調に運用されていて、フルリニューアルすることで逆にデメリットの方が多くなるので、運用されている業者様にデザインなどの変更や、ちょっとした改善のみお願いした方が良いと、お客様へアドバイスして制作をお断りしたケースもあります。
Googleアナリテックスは2023年7月1日からUAからGA4に完全移行しますので、GA4の導入を進めてください。

GA4の導入方法は資料「WEBサイトリニューアルを成功させる要チェック項目」(無料)に掲載されてますので参考にしてみてください。

ターゲットを決める

ペルソナ

WEBサイトを作る前に色々と決定する事項があります。こちらを決める前に制作を進めてはいけません。
名刺代わりの簡単なWEBサイトなら問題ありませんが、ネットからの集客や購買に繋げたい場合は大切な項目です。

「誰でもどんな人でも…」とターゲットを決めないと、本当に売りたい人や使って欲しい人に商品やサービスは届きません。
必ずターゲットを決めてください。
決め方は「8対2の法則」で決めます。すでに既存客がいる場合は80%の売上を支えている上位20%のお客様が対象となります。
リピーターや上位顧客の中で、特に関係を続けたい、または新商品を利用していただきたい(もっと私たちのサービスで幸せにしたい!!)と思うお客様を一人選んでください。

ペルソナ

ターゲットを決めるときにペルソナシートを使うと便利です。
想像のお客様でもOKですが、できれば実際に存在する方をペルソナとして設定してください。
ターゲット(ペルソナ)を決めることで、WEBサイトのデザイン、用意すべきコンテンツや使うべきSNSなどが明確になります
ターゲットに合わせて、使う色、言葉遣いも変わってきます。

デザイン、イメージを決める

ターゲットが決まったら、ようやく、デザインやイメージを決める作業にやっと入ることができます。
制作業者に任せるだけでなく、社内でもどんなWEBサイトにリニューアルしたいか?参考サイトなどを探してみましょう。
検索で「WEBデザイン参考」などキーワードを入れて探してみます。
参考になるデザインを集めた「参考サイト集」などページがありますので、そちらを参考に探すと簡単で、リサーチする手間が省けます。

WEBサイトデザイン参考

ゴールを決める

WEBサイトをリニューアルする前にゴールをしっかりと決めておきましょう。
ゴールはKGI(Key Goal Indicator)重要目標達成指数と言います。マーケティングの専門用語で表すと難しいですが、単純にWEBサイトを活用してどのようになりたいか?ゴールを設定します。

ゴール設定KPI

上記の図のように、可能ならKGIからKSF(Key Success Factor)重要成功要因、KPI(Key Performance Indicator)重要業績評価指数を決めて、実際にゴールを達成するために何をすれば良いのか?という方法(施策)まで落とし込んで行きましょう。

※弊社では上級ウェブ解析士が、Googleアナリックスのデータなどを活用した施作策定のサポートを行なっております。

戦略を決める(どんなSNSを使うか、集客方法は?)

戦略を決める方法の一つに、どのようにターケットに接触するか、接触のタイミングで何を用意してどのようなアプローチをするか?等を想定して用意する「カスタマージャーニー」があります。

カスタマージャーニーとは、商品やサービスの販売促進において、その商品・サービスを購入または利用する人物像を設定し、その行動、思考、感情を分析し、認知から検討、購入・利用へ至るシナリオを時系列で捉える考え方です。カスタマージャーニーを設計するためのツールをカスタマージャーニーマップと言います。

カスタマージャーニー

※カスタマージャーニーを詳しく知りたい方は書籍「はじめてのカスタマージャーニーマップワークショップ」がお勧めです!ワークシートも専用ページからダウンロードできます。

カスタマージャーニー

最初に作ったペルソナに合わせて、カスタマージャーニーマップを作るとお客様の行動を想定して、行動に合わせてお客様との接点やアプローチ方法などが明確になります。またSNSの使い分けなども明確になります。

SNSにもFacebook、Instagram、LINE、Twitter、PINTARESTなどさまざまなSNSがありまして、性別、年齢層、趣味思考などでも大きく分かれます。
人材や予算がしっかり確保できれば、全て活用して後から効果があるSNSに絞り込む事がBESTですが、なかなか難しいのが現状です…

ターゲットをしっかり決めて、カスタマージャーニーを活用することで、誰にどういった内容をいつどのタイミングでアプローチしてお問合せや購入につなげるか?というのが明確になり、SNSを絞り込む事ができます。
できるだけ、無駄を省いて長く継続してファン作りをしていきましょう。

またBMG(ビジネスモデルジェネレーション)という手法を活用した方法もあります。ビジネスモデルキャンパスを活用する事をお勧めします。

ビジネスモデルキャンバス、ストーリー思考

また、アルマ・クリエーションの神田昌典氏が考案したフューチャーマッピングとBMG合わせると効果的です。
弊社にはアルマ・クリエーション認定マーケティング・コピーライターが在籍しており、LP制作事のコピーライティングなどを作成する際にフューチャーマッピングを活用します。

ホームページ制作時にBMGを使ってお客様のWEBサイトを活用したビジネス戦略を策定する際にも弊社では活用しています。

※お勧めの書籍「ビジネスモデル・ジェネレーション」、フューチャーマッピングを解説した「ストーリー思考」を合わせて使うと目標設定や事業計画を創る際にもかなり役に立ちます。スピードが速くなります!

予算を決める

戦略を決めたら、最後に予算をしっかりと決めます。
WEBサイトを活用して集客、成約率を上げるには、コツコツとブログやSNSを更新していく事が必須になります。
SEOでの上表示には非常に時間がかかります。そこで、活用するのがネット広告(Google、Yahoo、SNSなどの広告)です。
ホームページも名刺代わりの程度なのか?マーケティングデータを活用して、分析などを行いながら収益UPのツールとして活用する場合には制作費、運用費が大きく異なります。
LTV(ライフタイムバリュー)顧客生涯価値なども算出して、予算を確保して行きます。
お客様があなたの商品やサービスを利用してから生み出す利益を算出したものです。通常は1年間で算出します。
LTVを明確にすると、WEBサイトの構築費、運用費、広告の費用なども確保しやすくなります。

ターゲット、参考サイト、目標、予算などを決めたら最後に制作会社やコンサル会社を選びます。
リニューアルを成功させるための選び方のポイントはこちらの記事を参考にしてみてください。

SEO上位、MEO上位表示について

SEO対策

ビッグキーワードでのSEO上位表示は非常に難しいです。
ビッグキーワードとはGoogle検索などで、全国的に使われいる言葉や、競合他社が沢山いるキーワード、例えば「不動産」「沖縄不動産」などになります。
お役立ちページなど、ブログをコツコツと更新してページを増やしたり、SNSを更新してネットに繋げるなど地道な作業が必要です。
テクニックを使って上位表示させるとペナルティーにあって検索に表示されない、ブラックリストに載る可能性もありますので、要注意です。
地道にコツコツと上位表示を狙うか、上位表示を狙う戦略をしっかりと立ててくれるコンサル会社を選びましょう。

しっかり成功に導いてくれるコンサル会社様になると、代行ではなく内製化支援やサポートプランなどを用意しています。

MEOに関しても同じく基本的な設定やコツコツ、口コミに誠意を持って対応したりすることで上位表示されて来ます。プロに上位表示のサポートをしてもらい、外注ではなくコツコツと、社内で記事などを更新して行く方法が確実です。

よく弊社に「SEO上位表示をさせてくれる会社から提案があったが、どうしたらいい?」と相談がありますが、お断りするようにお伝えしています。
GoogleやYahooの上位表示の仕組みが分かると安易に依頼することはないです。
※YahooはGoogleの検索エンジンを導入してますので、上位表示の基準は、ほとんど一緒です。

MEO対策についての資料「無料でできるMEO対策(Google Mapの上位表示対策)」(無料)もこちらに用意していますので、参考にしてみてください。

最後に

WEBサイトのリニューアルをお考えの際に、このブログがお役に立てば幸いです。
実際にはもっと色々な方法がありますが、最低限この方法を実行して頂ければ、失敗したり後悔することは避けられると思います。

商品やサービスを知って、ほとんどの方がWEBサイトやSNSを確認します。
WEBサイトが最初の接点というのも現在は多くあります。

WEBサイトがその会社の印象としてイメージされる事もあります。

お客様だけではなく、求人(リクルート)にも繋がって来ますので、WEBサイトに訪れた方にしっかりと情報を伝える事が大切です。

「一期一会」の精神を大切にして「このサービスを使ってみたい」「こんな会社にお願いしたい」と思えるようなWEBサイトが全国に広がってくれたら、笑顔も広がると信じています。

Life Smile Technology(ライフスマイルテクノロジー)テクノロジーを通じて人々の生活を豊かに笑顔にしたいという私どもの想いが広がりますように。